債権とは、ある人が特定の相手に対してお金の支払いなどの行為をするように要求できる権利のことを言います。
そして、債権をもつ人を債権者、要求を受ける人を債務者といいます。
債権、というこの言葉を聞くときは、よくお金に絡んで耳にすることがあるのではないかと思います。
簡単に言うと、借金を抱えている人のことを債務者といい、取り立てる人のことを債権者と言います。
その他にも、証券などの取引を行うときもこの債権という言葉を使うことがあります。
証券の場合は、有価証券のことを債権と呼びます。
債権という言葉は、皆さんは「不良債権」という言葉でテレビや新聞などのメディアから取り入れてることが最も多いと思います。
不良債権とは、会社の経営が悪化するなどの理由で会社に貸しているお金を返すことができなくなったお金のことを言います。
日本は今不良債権が急増してしまっている状態です。
バブルが崩壊したことにより、今まで元気だった会社がどんどん衰退し、さらに不況が長く続きすぎたため、返済できるはずのお金を返すことができなくなってしまっているということになります。
民法では、債権の発生原因として、契約・事務管理・不当利得及び不法行為の4つを規定しています。